
FANZA公式では、同人作品や電子コミックに関する利用傾向をまとめたレポートが公開されています。
数字だけを見ると少し堅い印象がありますが、同人作品を探す側にとってはかなり参考になる内容です。なぜなら、FANZAが公式にレポートとして発表している時点で、同人作品や電子コミックが一部の人だけのものではなく、かなり大きな広がりを持つジャンルになっていることが見えてくるからです。
同人LABでは、こうした公式レポートを「流行を追うため」だけではなく、自分に合う作品を見つけるためのヒントとして見ていきます。
💡アダルト動画の視聴傾向やジャンル検索の変化については、姉妹サイト「オトナの深夜LAB」でもFANZA動画 REPORT 2024をもとに公開中。動画作品の選び方もあわせて知りたい方は、FANZA公式レポートから見るアダルト動画の選び方も参考にしてみてください。
気になる内容からチェック
FANZA同人は大きく広がっている
デジタルコマースの発表によると、FANZA同人の2025年版レポートでは、年間訪問者数が延べ2億2,500万人を突破し、販売本数も1億9,000万本以上を記録したとされています。
また、2024年のFANZA同人REPORTでは、2022年7月から2023年6月までの1年間にFANZA同人で新たに公開された作品数が37,352作品だったと紹介されています。月平均では約3,100作品、1日あたりでは約100作品が公開されている計算です。
ここから見えるのは、同人作品は「少し探せば見つかる」どころか、「多すぎるからこそ、探し方が大事になっている」ということです。
作品数が増えるほど、なんとなく眺めているだけでは迷いやすくなります。だからこそ、同人コミック、同人CG、同人ゲーム、同人ボイス、同人ボイコミなど、まずは作品形式ごとに入口を分けることが大切です。
作品数が多い時代は、ジャンルだけでなく形式で選ぶ
同人作品を探すとき、最初にジャンル名を見る人は多いと思います。
もちろんジャンルは大切です。ただ、同じジャンル名が付いていても、作品形式が違うだけで楽しみ方はかなり変わります。
物語を追いたいなら同人コミック
同人コミックは、キャラクター同士の関係性や物語の流れを追いたい人に向いています。
表紙や登録ジャンルだけでは、作品全体の空気まではわかりません。無料サンプルがある場合は、絵柄、コマ割り、文字量、テンポを確認してから選ぶと、自分に合うかどうかを見極めやすくなります。
絵柄や差分をじっくり見たいなら同人CG
同人CGは、物語を長く読むというより、場面ごとの構図や表情、差分の変化を楽しむ作品形式です。
絵柄との相性が大きいため、サンプル画像で線の雰囲気、塗り、キャラクターの表情を見ておくと安心です。
参加感を求めるなら同人ゲーム
同人ゲームは、読む・見るだけでなく、自分で進めていく感覚があります。
RPG、シミュレーション、探索、選択肢ありの作品など、同じ同人ゲームでも遊び方はさまざまです。作品ページを見るときは、対応OS、プレイ時間の目安、ゲーム性の有無も確認しておきたいところです。
声や距離感を重視するなら同人ボイス
同人ボイスは、声、間、環境音、シチュエーションの作り方によって印象が変わります。
サンプル音声がある場合は、声質やテンポ、距離感が自分に合うかを確認してから選ぶと、作品との相性を見やすくなります。
キーワードの細分化は、探しやすさにもつながる
FANZA同人REPORT 2024では、1年間でFANZA同人に96個の新ワードが追加されたことも紹介されています。
これは、同人作品の世界がより細かく分かれてきていることを示しています。
昔ながらの大きなジャンルだけでなく、キャラクター属性、関係性、シチュエーション、流行ワードなど、探し方の入口が増えているということです。
ただし、キーワードが細かくなるほど、ジャンル名だけで判断するのは難しくなります。
同じキーワードが付いていても、作品によって雰囲気、テンポ、描写の方向性、読後感は変わります。登録ジャンルはあくまで入口として見て、最後はサンプルや作品説明で空気感を確認するのが自然です。
FANZAブックスの変化も、同人作品選びに近い
FANZAブックスREPORT 2024では、電子コミックの傾向も紹介されています。
FANZAブックスを訪問した約8,400万人の利用情報をもとにしたレポートでは、2023年の新規配信作品における「巨乳」の割合が5.3%で、2019年の9.0%から下がっている一方、「美乳」のキーワードは2019年の約200冊から2023年には約7,000冊まで増えたとされています。
この流れから見えるのは、ユーザーの好みが単純な大きな属性だけでなく、より細かいニュアンスへ分かれてきていることです。
また、縦スクロール・フルカラーで読めるEROTOONについても、2022年3月から配信が始まり、2年で10,000冊を超える配信数になったと紹介されています。
同人作品とは少し領域が異なりますが、スマホで読みやすい作品、縦に読み進めやすい作品、色や大きなコマで見せる作品が増えている流れは、同人コミックやボイコミを選ぶときにも参考になります。
同人作品は「話題性」よりも相性で選びたい
FANZA公式のレポートを見ると、作品数や検索キーワードなど、大きな数字に目が行きます。
ただ、同人LABとして大切にしたいのは、話題になっているかどうかよりも、自分に合う作品を見つけられるかどうかです。
作品数が増えて、ジャンルが細かくなり、作品形式も広がっているからこそ、探し方を少し整理するだけで見つけやすくなります。
まずは作品形式を見る。
次にジャンルやキーワードを見る。
最後にサンプルで絵柄や空気感を確認する。
この流れにすると、同人作品選びで迷いにくくなります。
公式レポートは、同人作品を知る入口になる
FANZA公式レポートは、単なる数字のまとめではありません。
同人作品がどれだけ増えているのか、どんなキーワードが使われているのか、電子コミックの読み方がどう変わっているのかを知ることで、自分に合う作品を探すヒントになります。
同人作品は、作品形式、ジャンル、サークル、絵柄、声、テンポによって楽しみ方が変わります。
気になる作品を見つけたら、まずは無料サンプルや作品ページで雰囲気を確認してみてください。そこから少しずつ、自分に合うサークルや作品形式を広げていくのが、同人LABらしい楽しみ方です。
参考
・FANZA同人REPORT 2025
公開日:2026年4月21日
出典:株式会社デジタルコマース発表、いきぬき亭掲載レポート
・FANZA同人 REPORT 2024
公開日:2024年3月7日
対象期間:2022年7月1日〜2023年6月30日
出典:FANZA Magazine、株式会社デジタルコマース発表
・FANZAブックス REPORT 2024
公開日:2024年3月12日
対象期間:2023年1月1日〜2023年12月31日
出典:FANZA Magazine、株式会社デジタルコマース発表
※本記事はFANZA公式レポートをもとに、同人LABの視点で作品の探し方を整理したものです。
公式記事内の画像、グラフ、スクリーンショットは転載していません。